昨年の話になりますが、ご縁がありゴルフ場のコースをドローンを使い撮影(空撮)させて頂きました。
私自身全くゴルフをやらない、やったことがない為に、ゴルフ場の広さがどの位あるのかさえわからない状態でしたが、実際にゴルフ場に入ってみると大自然の中でスポーツをする場所といった所でしょうか?
日本人の多くの方がゴルフに没頭する理由が少しですがわかった気がしました。
千葉県にはゴルフ場が非常に多くありますが、全国的に見てもかなり多いそうですね!
今回お世話になったゴルフ場は千葉県山武郡にある「芝山ゴルフ倶楽部」になりますが、
芝山ゴルフ倶楽部のある山武郡は富里市、成田市がすぐ隣にある地域です。
成田市には誰もが知っている「成田空港」がありますのでドローンを飛行させる際には色々な許可、申請、確認が必要な場合があります。
飛行機の進入表面や円錐表面などがある事から事前に成田空港に確認を取り計画を進めておりました。
ドローンを何度も飛行させている方でしたらわかると思いますが、ドローンは空撮を行うよりも申請や許可を取る方が大変です。
今回は事前打ち合わせをしておりましたのでスムーズにゴルフ場の撮影をする事ができました。
ゴルフ場のコースをドローンで撮影した時に大変だった事
ゴルフを全くやらない、したことがない私は当日の風、天候くらいしか気にしておりませんでした。
ゴルフを実際にプレーする方の迷惑にならないようにというのが前提でしたのでゴルフ場の関係者と事前にスケジュールの確認をした上で当日飛行させて頂く事になりましたが、ゴルフ場(コース)に入って初めてわかった事は、コースは同じ方向に向いていないという事です。(素人すぎますね。)
当たり前のことかもしれませんが、時間帯によって逆光になってしまうのです。
全くこの事 (コースの向き) を考えていなかった、わからなかった事が正直一番撮影で苦労した内容です。
うまく撮影できているコースもあれば、ん〜と感じてしまうコースもありましたので、撮影が微妙に感じたコースに関しては後日撮り直しをさせて頂きました。
ですので完全に太陽が昇る前に撮影をするか、太陽の位置関係を見ながら撮影をするしかなさそうですね。
また、朝一に撮影をする場合は芝生が朝露で濡れていて白く映ってしまう事もありますのでなかなか難しい所です。
ゴルフ場のコースを撮影した時に感じた最適な撮影高度は?
うちのゴルフ場はこれだけの広さがある!とかのゴルフ場のPRではなく、プレイヤー目線では高度20mから40mあたりが最もコース紹介に適しているのではないかと感じました。
あまりにドローンの高度が高すぎると芝生の起伏がわからない為にプレイヤーとしてはわかりづらいと感じました。
また、どちらのパターン (高度が高い、低い) でも撮影をしてみましたが、ゴルフ素人の私が見ても高度は低い方が良いのでは?と感じます。
ドローンで高度を低く撮影するメリットとしてはプレイヤーがボールを打った時の目線に非常に近い事ですが、最近ゴルフ場では多く取り入れられているGoogle Streetの高さがあるバージョンと思って頂ければわかりやすいのかもしれません。
Google Earthのようにゴルフ場を撮影したいのであれば、正直ドローンでは広大なゴルフ場を撮影するのは難しいと思います。
どうしても空撮がしたい!という場合はヘリコプターで空撮をした方が良いです。
ゴルフ場ではドローンの撮影以外にもこういったサービスがあった!
正直これを知った時に凄過ぎると思ったのは私だけではないはず。。
ゴルフをしている方では有名な楽天GORAですが、運営元はもちろん楽天さんです。
楽天GORAはゴルフ場の予約には欠かせないサイトのようですが、この楽天さんがゴルフ場内で行なっているサービスが「宅配サービス(そら楽)」です。
えっ!と思いましたが、調べた限りではプレイヤーの元まで商品(飲み物、ボールなど)を宅配してくれるサービスのようです。
まだ試験的なサービスの為に全てのゴルフ場でこの宅配サービス(そら楽)が開始しているわけではないようですが、宅配サービス(そら楽)は非常に便利と思いますので気になる方はプレーをされるゴルフ場に問い合わせをしてみてはいかがでしょうか?
スマートフォンから専用アプリで注文をし一度に配送できる重量は2kgまでとなっており、ドローンパイロットによる操縦ではなく全自動のようです。
また、ドローン特区になっている千葉県千葉市で楽天、ドコモなどはLTEを活用した宅配物流について試験的に行なっているそうですので将来ドローンによる宅配も夢ではない気がします。
ゴルフ場のドローン撮影にかかる費用・料金、時間はどのくらい?
これはゴルフ場の全体像を取るだけなのか、18ホール全て撮影するのかで費用や時間は大きく変わると思います。
料金に関して仮に1コース1万円の場合でも18ホールを撮影する場合は18万円かかるわけですが、ドローンの撮影自体にあまり相場がない為に業者によって料金にだいぶ開きがありますね。
全コースを撮影して15万円の業者もあれば100万円という業者もあるそうです。
時間ですが、ゴルフ場以外をドローンで撮影する場合は30分から1時間もあればだいたい撮り終えると思いますが、
やはり18ホール全て撮影をするとなると最低でも3時間はかかる為にそれなりの費用、時間はかかります。
今回はゴルフ場の方にカートを運転して頂きながら撮影をしておりますが、スムーズにいっても3時間くらいはかかっていた気がします。
ゴルフ場でドローンを飛行させる際の注意点
ドローンは飛行させる場所の事前確認が重要ですが、コースが直線なのか曲がっているのかで操作性がだいぶ変わると感じました。
長いコースの場合は400m以上はありますので、電波がロストし思わぬ自体になってしまうことも十分考えられるために、万が一電波がロストした時の対策方法も事前に考えていた方が良いと感じます。
私自身ロングコースの撮影をしていた際に電波が怪しいかな?と感じる部分は多々ありましたので、ドローンを追尾する形で撮影したコースもありました。
ゴルフ場関係者とのお話 (雑談)・まとめ
ゴルフ場は芝生が非常に重要との事でメンテナンスが大変のようですね。
芝生の状態が一番良いシーズンは春から秋に入る直前のようですのでこの時期に撮影をするのが一番ベストなタイミングと感じましたが、冬になると芝生が白っぽくなってしまうためにゴルフ場のPRとしてはおそらくよくはないと思います。
首都圏はDID地区の為に簡単にドローンを飛ばすことはできないと思いますが、ゴルフ場などの広大な土地でドローンを飛行させる機会がまたあれば是非撮影したいですね!
普段立ち入る事がないゴルフ場でしたが、芝山ゴルフ倶楽部関係者の皆さま貴重な体験をありがとうございました!