ドローンをiPadやiPhoneではなく外部モニターに映す方法はないのか調べていた所、外部モニターに映す方法を見つけました!
普段の空撮は使い勝手が良いためにDJI Phantom 4 Proをメインで使用しておりますが、撮影後にクライアントとパソコンやiPadを使いチェックをしている日々でした。
なんとなくネットサーフィンしていると、Phantom 4 ProのプロポにHDMI変換できる機器を取り付ける事ができ、HDMI経由で外部モニターに映し出す事が出来るとの情報がありました。
早速注文をし部品を取り寄せいたしましたが、購入したパーツは汎用品ではなくDJI社から発売されている純正オプション品です。
今回の内容はHDMI機器の取り付け方から設定方法までを記載しておりますので参考にして頂ければと思います。
【Phantom 4 Pro HDMI機器取り付け方法 1】
購入したHDMI機器はドローン本体に取り付けするわけではなく、プロポ(コントローラー側)になります。
自分で分解をすると保証などが影響することも考えられますので不安な場合は購入店に相談される事をお勧めいたします。
【Phantom 4 Pro HDMI機器取り付け方法 2】
プロポの裏側になりますが、普段USBを差し込んでいる部分を分解していきます。
【Phantom 4 Pro HDMI機器取り付け方法 3】
使用した分解工具はプラスドライバーとトルクスドライバー1.5mm、プラスチックヘラです。
【Phantom 4 Pro HDMI機器取り付け方法 4】
トルクスドライバーを使い赤丸部分にあるネジ4本を外してしましましょう。
【Phantom 4 Pro HDMI機器取り付け方法 5】
ネジ4本を外した後は画像のようにへらなどの工具を使い、カバーと本体の隙間に差し込みます。
【Phantom 4 Pro HDMI機器取り付け方法 6】
蓋を外す事が出来ると画像のようになっておりますが、分解としてはここが一番重要と思います。
赤矢印部分にはプラスネジ、青矢印部分には配線が接続されておりますのでそれぞれ外します。
ネジは簡単に外す事が出来ると思いますが、配線側(青矢印)は注意してください。
いきなりケーブルを引き抜くのではなく、コネクターの黒い部分を起こしてからケーブルを抜くようにしてください。
黒い部分の爪は90度まで起こす事ができますので、爪が90度まで起きた事を確認してからケーブルを引き抜くようにします。
この作業をしないで分解をしてくと他の部分まで壊れてしまう可能性「大」です。
【Phantom 4 Pro HDMI機器取り付け方法 7】
ネジ、配線を外す事ができれば簡単に基盤を手で外す事ができます。
後は購入したHDMI機器を元の手順で組み込んでいけばPhantom4 ProのHDMI機器取り付けは完了となります。
【Phantom 4 Pro HDMI機器取り付け方法 8】
違いを見比べてみました。
上が元からついていた標準タイプ、下側がHDMIポートが付いている今回取り付けした機器です。
SDカードと、HDMIが追加された事はすぐにわかりましたが、後のもう一つは何に使うのですかね?
また調べておきます!
ここまでの工程が問題なければ後は配線や設定側ですね。
カスタマイズができた嬉しさですぐには気づきませんでしたが、一般的に使われているHDMI端子ではないですね。
標準のHDMIケーブルを差し込もうとしたらサイズが合わず、調べた所HDMI miniの端子でした!
ですのでHDMIをHDMI miniに変換するアイテムを別で購入しました。
HDMI miniを経由しHDMIケーブルを挿し込み、プロポの電源をON!
普段はiPadやiPhoneに映る映像を大画面のテレビに映す事ができました!
が、いつも見ているiPadの画面と違う!!
(現時点ではテレビ接続のみでiPadは接続しておりません。)
今回は室内で外部モニター接続をした場合のテストですが、この状態でプロポにiPadを接続しdji GOを起動。
テレビ側で映ってはおりますが、iPad側では写りませんでした。
要はミラーリングができていないという事です。
このままでは外で空撮するのが困難と思い色々と調べた結果、iPad側の設定が原因でした!
【iPad ミラーリング設定方法1】
dji GOアプリを起動し右上にあるメニュー(・・・)をタップ。
【iPad ミラーリング設定方法1】
真ん中に表示されているアイコン「HD」をタップ。
【iPad ミラーリング設定方法1】
矢印の部分にある「アプリとHDMIに同時出力」をONにする。
以上の設定をiPad側で行なった所、テレビ側とiPad側で同時に映るようになりました。
これで空撮のチェックがiPadのみではなく大画面でも確認する事が可能ですね。
また、HDMI端子が装備された事で、うまく活用すれば遠隔で別のモニターに飛ばす(無線)ことも可能ですね。
今回部品の取り付けは5分程度でしたが、ミラーリングの設定場所がわからなかった為にそちらに時間がかかってしまいましたね。