千葉県印旛郡にある「千葉県立房総のむら」を撮影(写真・ドローン)をさせて頂きました。
ドローンを使った空撮を行う為に天気の影響でなかなかスケジュール通りに撮影する事ができませんでしたが、担当の方とスケジュールの調整をし、房総のむらの閉館後に撮影となりました。
房総のむらに行った事のない方向けに簡単に案内をさせて頂きますね。
房総のむらは参加体験型の博物館として昭和61年に開館したとの事ですので、約30年前位にOPENした事になります。
古い町並みが好きだったり、江戸時代にタイムスリップした感覚を味わいたい方には非常にお勧めできるスポットです。
房総のむらは非常に広大な敷地の為に全部を回るには時間がかかりますが、特にオススメの場所は「商家の町並み」です。
入館してすぐ商家の町並みがありますのでおそらくここがメインエリアと思いますが、めしや(かどや)、そば屋(いんば)などは実際に食事ができる場所です。
建物は千葉県佐原市の古い町並みを参考にされたそうですが、佐原市の場合は現在も住人の方が実際に住まれておりますので知り合いでもなければなかなか建物内を見る事ができません。
房総のむらは建物内も非常に細かく再現されている為に、内部に入ると昔の人の生活をイメージする事ができます。
何も考えずただ歩くだけでも癒される空間です。
また、当時の方々が使っていたであろう道具、製品が各所で再現されておりますが、担当の方が色々と教えてくださり大変参考になりました。
房総のむらは成田空港に非常に近いという事もあり、海外の方が来ることも非常に多いそうです。
東京、大阪などの大都市に観光目的でいかれる方は多いと思いますが、昔の日本を知る上では一番わかりやすいのではないでしょうか?
また、近年では埼玉県の川越も小江戸としてスポットを浴びておりますが、川越の町並みが好きな方にはオススメです。
上記の写真は入り口付近にある「商家の町並み」でしたが、房総のむらの奥の方まで進んで行くと敷地内に田んぼがあったり、武家屋敷、農家、水車などがありました。
農家に関しては江戸野菜と呼ばれる江戸時代から伝わる作物を実際に作っており収穫まで行っているとの事。
また、房総のむらでは実際に江戸野菜を食べることもできるそうです。
ドローンを使った空撮は、商家の町並み、上総の農家、農村歌舞伎舞台で行いましたが、上総の農家や農村歌舞伎舞台の屋根は瓦ではなく、茅葺屋根でした。
この茅葺屋根を国内で作れる方は今となっては非常に少なくなってしまったそうですが、何年かに1度はメンテナンスの為に張り替えをするそうです。
撮影した日に1箇所だけ茅葺屋根の色が違う建物があり、担当の方にお伺いした所ちょうど張り替えを行なったとの事でしたが、私の知っている茅葺屋根は黒、グレーでしたので見るのが新鮮でした。
茅葺屋根は本来の色は黄土色のようですが、雨が当たったり、日光のあたる部分で色が違ったりするとの事。
簡単な動画編集となりますが、なんとなくのイメージが伝わると嬉しいです。
陸地での写真は簡単に取る事ができると思いますが、ドローンを使った空からの空撮はなかなかできない為にいつもとは違った目線で観れます。
今回撮影をさせて頂き有難うございました!